鎌倉には神社仏閣は多く、昨今の御朱印ブームからも神社仏閣へ訪れる方は増えているようです。
そんな鎌倉へ鎌倉江の島七福神巡りを兼ねて御朱印をいただきに行ってきました。
そもそも江戸時代のお正月行事として一般化した七福神巡りですが、鎌倉江の島七福神等、一部の七福神の御朱印は一年を通していただくことができます。
今回参拝した『鎌倉江の島七福神』は徒歩と電車を利用して、一日あれば巡ることができますのでおすすめです。
もちろんお昼過ぎに初めては御朱印の受付時間もありますから一日で回るのは時間的に難しいですが、10時ごろを目安に始めれば参拝に余裕がもてます。ちなみに筆者は実際に11時前に開始してゆっくり廻った方だとは思いますが、食事休憩はとらずに16時ごろに参拝が終わりました。
目次
七福神が祭られている神社仏閣は次のようになっています。
浄智寺 : 布袋尊(ほていそん)
鶴岡八幡宮 : 旗上弁財天(はたあげべんざいてん)
宝戒寺 : 毘沙門天(びしゃもんてん)
妙隆寺 : 寿老人(じゅろうじん)
本覚寺 : 夷尊神(えびすそんじん)
長谷寺 : 大黒天(だいこくてん)
御霊神社 : 福禄寿(ふくろくじゅ)
江島神社 : 江島弁財天(えのしまべんざいてん)
さて、ここで七福神なのになぜ八箇所?と思いますが、弁財天様が鶴岡八幡宮と江島神社に祭られているからです。なぜ弁財天様が二か所に祭られているのかを知っている方いたら是非コメントください。
鎌倉江の島七福神は鎌倉、北鎌倉、江の島、長谷付近にそれぞれあります。
限られた時間で参拝するなら参拝ルートを決めておいた方が賢明です。
筆者が推奨する参拝ルートは概ね3通り。
北鎌倉~鎌倉~長谷~江の島
こちらは王道のルートではないでしょうか。
JR 北鎌倉下車 → 浄智寺 → (徒歩) → 鶴岡八幡宮 → (徒歩) → 宝戒寺 → (徒歩) → 妙隆寺 → (徒歩) → 本覚寺 → (徒歩) → 江ノ電 鎌倉駅
江ノ電 鎌倉駅 → 長谷駅下車 → 長谷寺 → (徒歩) → 御霊神社 → (徒歩) → 江ノ電 長谷駅
江ノ電 長谷駅 → 江ノ島駅下車 → 江島神社
江の島~極楽寺~鎌倉~北鎌倉
小田急線などで片瀬江ノ島駅からスタートするならこの順序になるかと思います。
小田急 片瀬江ノ島 → 江島神社 → 江ノ電 江ノ島駅
江ノ電 江ノ島駅 → 極楽寺駅下車 → 御霊神社 → (徒歩) → 長谷寺 → 長谷駅
江ノ電 長谷駅 → 鎌倉駅下車 → 鶴岡八幡宮 → (徒歩) → 宝戒寺 → (徒歩) → 妙隆寺 → (徒歩) → 本覚寺 → JR 鎌倉駅
JR 鎌倉駅 → 北鎌倉駅下車 → 浄智寺
北鎌倉~鎌倉~江の島~極楽寺
電車の乗り換えが多いですが、坂道や混み具合、帰りの駅を考えるとこのコースも妥当と思います。
北鎌倉下車 → 浄智寺 → (徒歩) → 鶴岡八幡宮 → (徒歩) → 宝戒寺 → (徒歩) → 妙隆寺 → (徒歩) → 本覚寺 → (徒歩) → 江ノ電 鎌倉駅
江ノ電 鎌倉駅 → 江ノ島駅下車 → 江ノ島神社 → 江ノ電 江ノ島駅
江ノ電 江ノ島駅 → 極楽寺駅下車 → 御霊神社 → (徒歩) → 長谷寺
鎌倉江の島七福神の御朱印巡り用に専用の色紙が用意されています。
ご朱印帳を持参していますしたが、折角なので「飾り色紙」または「色紙」を購入してみてはどうでしょうか。
サイト:鎌倉江の島七福神 授与品のご案内
http://kamakura-enoshima-shichifukujin.jp/html/jyuyohin.htm
「飾り色紙」は七福神のイラストが描かれた色紙に手書きのご朱印用がいただきます。
ご朱印帳に書いていただくのと同じなので少し時間がかかりますと注意書きをみました。
「色紙」はすでに筆書きされてる色紙にご朱印を押していただくものになります。
こちらの色紙は年度ごとに絵柄が変わるようです。
筆者はせっかくなので「飾り色紙」を購入し、持参のご朱印帳と併せてご朱印をいただきました。
それでは、今回参拝したルートをご紹介していきます。
浄智寺(じょうちじ)への移動ルート
北鎌倉駅から鎌倉駅方面にあるいて徒歩5分程で右手に現れます。
時間があれば途中、円覚寺や明月院などを参拝するのもよいかと思います。
北鎌倉駅
鎌倉方面の車両に乗車しないとホームを結構歩くことになります。
浄智寺 曇華殿(どんげでん)
洞窟を抜けた先に布袋様がいらっしゃいます。
お腹をさすってご利益を頂戴いたします。
ご朱印は布袋様を後にして出口付近の社務所でいただくことができます。
鶴岡八幡宮(つるおかはちまんぐう)への移動ルート
浄智寺から出て道路を右手に曲がり鎌倉駅方面に歩いて20分程でたどり着きます。
浄智寺からは坂を下る位置にあるので最初に浄智寺を訪れると楽です。
移動途中で建長寺を通りますので時間に余裕がある方は参拝してみてはいかがてしょうか。
八幡宮の「八」はハトが並んでいる形を成しています。
鶴岡八幡宮のご朱印は2箇所に分かれています。
ご本尊の御朱印は階段下でいただくことができますが、常に人が並んでいてどれだけ時間がかかるのかと思いましたか、10分程度で順番が回ってまいりました。
鶴岡八幡宮の境内への入り口の三ノ鳥居をくぐると、両脇に源平池と呼ばれる池があります。
境内へ向かって右手(東側)の池が「源氏池」で、橋を渡った先の小さな島に「旗上弁財天社」があります。
旗上弁財天社
旗上弁財天様のご朱印はこちらでいただくことがてきます。
宝戒寺(ほうかいじ)への移動ルート
鶴岡八幡宮を後にして道路を左に曲がりまっすぐ進んだ突き当りにあります。
門前を進んだ先に本堂があります。
鎌倉三十三観音霊場の寺院の中で唯一、准胝観音様(じゅんていかんのんさま)をお祀りしているそうです。
本堂の中で御朱印をいただくことができます。
妙隆寺(みょうりゅうじ)への移動ルート
妙隆寺を後にし道路を左手に曲がりまっすぐ進むと右手に現れます。
Goole Mapで検索かけるととんでもない場所に連れていかれるので、道路を素直にまっすぐ進めば迷うことはないと思います。
本堂左手の社務所で御朱印をいただけます。
本覚寺(ほんがくじ)への移動ルート
妙隆寺を後にして道路を右手に曲がりまっすぐ進むと右手に現れます。
桜門を潜って正面に本堂があります。
門のすぐ右手には夷堂があります。
また、反対側ある建物でご朱印をいただけます。
長谷寺(はせでら)への移動ルート
長谷駅で降りたら右手に曲がり徒歩5分ほどでたどり着きます。
ご朱印は山門をはいってすぐ左手の建物でいただくことができます。
長谷寺は「ご朱印帳を先に預けて参拝し下さい」と書かれていたので、まずはご朱印帳を預けてから参拝しました。
観音堂
高台にある長谷寺は景色が良いです。
大黒様に触れてご利益をいただきます。
御霊神社(ごりょうじんじゃ)
長谷寺を後にしたら長谷駅まで戻ります。
長谷駅横の踏切を渡ってすぐに右手に曲がり、線路沿いを歩いて御霊神社に向かいます。
少しだけ線路沿いを歩くので江ノ電を眺めることができます。
御霊神社へは極楽寺から歩いて約10分程度ですが、長谷駅からでも左程かわらない時間で行けますので、わざわざ長谷寺~極楽寺を電車で移動する必要はないかと思います。電車を待つ時間だけ到着は長くなると思います。
御霊神社は江ノ電の踏切をわたったすぐ先にあるの珍しい神社です。
本堂を参拝しすぐ近くにある建物で御朱印をいただきます。
江島神社(えのしまじんじゃ)
御霊神社を後にしたら残すは江島弁財天ですが、ここで方向的に極楽寺駅を目指すと坂を上ることになりますので、長谷駅の方に戻る方がよいかと思います。
江ノ島駅を下車したら改札でた先を左手にひたすらまっすぐ進みます。
最後の難所として階段がきついです。
とにかく階段がとにかくきついです
本堂と弁財天様を参拝後、近くの建物で御朱印をいただきました。
江島神社の弁財天様は「日本三大弁財天」と言われています。
日本三大弁財天
宝厳寺・竹生島神社(滋賀県 竹生島)
江島神社 (神奈川県 江の島)
厳島神社 (広島県 厳島)
鎌倉江の島七福神として、鶴岡八幡宮と江島神社の弁財天含まれているのは、ご当地の七福神と日本三大弁財天が近かったからといった感じなのでしょうか。
一日で回るのは苦行?
いえいえ、一人で頼みしながら回っていたのでそんなことはないのですが、通年通して御朱印はいただけるので数回に分けて参拝してもよいと思います。
冬は日の入りも早く七福神めぐりを終えることろには江の島で夕日が沈むのも楽しめると思います。
今回は鎌倉江の島七福神のご朱印だけをいただいて巡りましたが、ご本尊のご朱印をいただくのにまた訪れたいと思います。
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