筆者は撮影した作品を発表する際、どこで撮影したのかを記載しています。
ただ、撮影した後すぐにデータを管理していれば記憶で何とかなるのですが、数日後に整理するとどこで撮影か忘れたりします。もしくは大体の場所はわかるけど、建物の名称が分からなかったりするので調べなおしたりします。
iPhoneなどで搭載されているGPS機能ですが、Canonの一部の一眼レフにもGPS機能が搭載されています。ハイアマチュアの分類でも新しく発売されるEOS 6D Mark IIなどでは装備されていますが、残念なことに同じハイアマチュアクラスのEOS 80DではGSPの機能が標準で装備されていません。
軌跡を、地図上で辿ることができるロガー機能。 ※Canon EOS 6D Mark II 通信性能 & GPSより
一定間隔でカメラ位置情報を取得し、記録できるロガー機能を搭載。たとえば、EOS 6D Mark IIなら旅先での軌跡を写真とともに振り返るといった楽しみ方が可能になります。「ログ記録」を[する]に設定すると、測位モードに関わらずオートパワーオフ時/電源オフ時も測位を継続。設定した更新間隔(1秒~5分まで8段階)で位置情報を取得し、内蔵メモリーに記録します。蓄積したログデータは、パソコンの地図上にマッピングし、撮影場所や移動ルートの表示と確認に利用できます。
この機能いいですよね。でもEOS 80DにはGPSの設定項目はあるのですが、GPS自体は搭載されていないので追加することにしました。
Canonから販売されているEOSで使えるGPSレシーバーは「Canon GPSレシーバーGP-E2」だけのようです。
定価で\25,000。執筆時のAmazon価格で\18,000台でちょっとお高いですが、便利そうなので早速購入してみました。
GPSレシーバーの接続はストロボ等を接続するクイックシューに差し込んでロックするだけと簡単です。もちろん内臓ストロボは使用できなくなります。
駆動は単三電池1本でよいのでカメラ側のバッテリーに影響されません。おおよそ5分間隔で92時間、1秒間隔で10時間駆動するようなので、1日撮影しても大丈夫かと思います。
最終的にはGPSレシーバーをUSBでPCと接続。付属のソフトウェア「Map Utility」を起動してログを取得すると足跡の確認ができます。
元町・中華街を散策した際のログです。「横浜・元町中華街」駅でGPSレシーバーのLogをONにしてみました。
ほぼ誤差なしで足跡を残せるのは面白いです。
このユニットの面白いところは、スイッチを「Log」に併せて付属のベルトに通せるポーチに締まっておくだけでも、単体でもログが残せるます。
ベルトポーチはスイッチ部分が開いているので、ベルトにつけたままでもOn/Off/Logの切換え操作しやすくなっています。
また、「Map Utility」では画像タブに写真を追加すると位置と撮影方向を表示できます。
「位置」だけではなく「向き」が確認できるのは面白いです。
ただ、ネットワークフォルダに保存したデータが使用できないのは残念。
このGPSレシーバーが便利で常備接続していきたいのですが、装備した状態では高さが増すためPeakDesignのトートバッグにしまうのはちょっと難しいという…
まあ、着け外しがそんなに大変ではないことと、散策のような場合以外では常時つける必要もないので、概ね満足しています。
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